うつ病予防のために積極的な交流を

プログラマーは他の職業に比べて、うつ病にかかる人が多いと言われています。多忙さに加え、一文字のミスも許されないプログラミング言語の精密さによるストレスが大きな原因ではありますが、他にもプログラマー特有のコミュニケーション不足が挙げられます。

プログラミング作業の特性上、同じ部屋の中にいても、ひたすらPCとの睨めっこを続けるのがプログラマーの仕事です。他業種と比べても納期の負担が大きい事がそれに拍車をかけています。一分一秒を争って仕事にとりかかっている同僚は多いので、声をかけて仕事の邪魔をしてはいけないというピリピリした雰囲気が、プログラマーの作業場には立ち込めています。実際は余裕がある時もあるのですが、一度きっかけを失うと、益々話しかけにくくなってしまうものです。

そのような社風を変える事は一人では簡単にはできません。なので、せめて休日は友達や家族との交流を大切にする事をお勧めします。職場では話せない悩みを打ち明けるのもよし、仕事から話せて世間話に花を咲かせるのもよし。独りで抱え込んでしまう仕事だからこそ、会話のキャッチボールをするだけで、仕事のストレスを一気に解消する事ができます。

もし心に余裕があれば、敢えてプログラミングの参考書や業界誌を購入して読んでみるのもお勧めです。仕事の悩みを抱えているのは同僚も同じです。新しい情報を手に入れて、同僚と意見交換するきっかけを作ってみましょう。職場の雰囲気を変えるために、休日に投資をする事もまた、有意義な休日の過ごし方です。会社の居心地が良くなれば、日頃のストレスもかなり緩和されるに違いありません。